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昨日、大雪にも拘らず、2100人もの人が詰めかけた真弓鑵子塚古墳。
一時は、3時間待ちの案内も出たほど。
たくさんの人たちが、雪の中を長時間立って順番を待った。
見学時間は、ほんの数分。

なぜ、こんな大騒ぎの見学会になったのだろう?
正直に言うと、不思議な気がする。
確かに、面白い古墳である♪ けれど、こんなに大騒ぎになることは予想もしなかった。
だって、範囲確認調査だったはずなんだから。で、その成果は出ていたのだけどね。
広い石室、二つの羨道を持つこと、東漢氏の墓であること、ドーム式の石室であること、これはずっと前から分かっていたことで、石室にも自由に入って見学出来た古墳である。

流入した土砂が取り除かれ、確かに石室は以前より大きく見えた。高くも見えた。
副葬品と思える遺物も発見された。(これは12日から埋蔵文化財展示室で公開)
けど、基本的に、何かが新発見されたわけではなかった。
地味でマニアックな調査報告だと思ったのだけれど。

真弓鑵子塚は、今回初めて発掘され、発見された古墳だと思った人が結構居たようだった。
マスコミは、煽りすぎじゃないのかな? 
石舞台古墳を凌ぐ最大級の石室って見出が、興味を掻き立てたのかも知れない。

4月からまた普通に見学出来ると知った瞬間に、どうも冷めてしまった気分である。

真弓鑵子塚古墳 
6世紀半頃 (出土土器より)
直径約40m、高さ8mの二段築成の円墳
丘陵を大規模に造成し、岩盤を削り出して盛り土をしている。
石室は、付近で産する飛鳥石を用いたドーム式の横穴式石室。
石室規模:全長19m以上、玄室長約6.5m、幅約4.4m、高さ約4.7m。
西側に2mの張り出した片袖式構造。
床面に幅30cm、深さ7cmの排水溝がある。
玄室から続く北側には、奥室的な機能を持つ羨道状の施設がある。
壁面構成は、巨石を6~7段に積み上げ、3段目から急激な持ち送りとなっている。
天井石は、巨石3石を架構している。
羨道部分は、人頭大の閉塞石で塞がれていた。
墳丘や床面に南海大地震によると思われる亀裂や歪みが認められた。
出土遺物 : 土師器、須恵器、銀象嵌刀装具、玉類、金銅製飾金具、金銅製馬具、鉄鏃、鉄釘、凝灰岩片

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プロフィール
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真神原連風人
年齢:
1449
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性別:
男性
誕生日:
0574/04/20
職業:
飛鳥応援大使 
趣味:
飛鳥人
自己紹介:
同年の厩戸皇子様が制定された冠位十二階より、大信の位階をいただいております。
別名、風使部とも呼ばれております。
仕事は、飛鳥をアピールすることだそうなので、風の便りを発して頑張りますぅ。
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