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漸くマスコミ発表がありましたね♪

写真も出ていましたが、結構デカい掘立柱建物跡。
京子ちゃんも写っていたりして、なんか嬉しい。(笑)

竹田遺跡で、7世紀後半の大型の掘立柱建物跡が見つかりました♪
新田部皇子の邸宅跡か?ということで注目もされていた遺跡です。
継続して発掘が行われていましたので、資料館への行き帰りなどに現場を通るようにしていました。

建物は、直径約30センチの太い柱を使い、沈み込まないように柱の下に石を敷いていたようです。その柱を支えていた石は、砂岩の切石で、酒船石遺跡の石垣を転用した可能性が高いようです。

ちゅうことは、白鳳南海地震の後か?
白鳳南海地震は、684年11月29日に起こっている。出土した土器の年代にも合うような感じですね。 
新田部皇子の生年は不詳ですが、735年に亡くなった時に、50歳代だったともされるようです。50歳とすると生年は685年、60歳とすると675年ですから、まずまず当て嵌まるようですね。 
生家は母の五百重娘(大原夫人・大原大刀自)の住まいした明日香村小原付近なのでしょう。そこから独立して生家の近くに家屋を持つようになったのですかね。その時に地震で崩れた酒船石遺跡の天理砂岩の切石を利用したってことになると、きっちり納まりも良いようです。(^^)


建物は南北4.8メートル、東西12メートル以上で、同遺跡で出土した飛鳥時代の建物跡としては最大規模。写真と現地の感じを比べてもかなりデカいように思います。

ただ、正殿などの主要な建物にある庇が無いそうで、正殿は別の場所にあるとの見解のようです。
正殿は、この建物のやっぱ北側東にずれて、丘の上の方なんじゃないかな?と根拠無く思う。(^^ゞ それなら削平されてしまっている可能性は高いかも。 (>_<)

昨年の現説記事

おっと、竹田遺跡の発掘成果は、8日の明日香村発掘調査報告会で。
現地見学会は、9日に行われます。(^^)



某新聞記事を読んでいて、? ! って思ったことがあった。

「同遺跡は、当時の都・飛鳥浄御原宮を見下ろす丘陵の一等地に位置。」

竹田遺跡からは、飛鳥浄御原宮は見えません。
おそらく外郭ですら、よくは見えないのではないかと。
南の方角は、飛鳥坐神社のある鳥形山やその南の酒舟丘陵から伸びた飛鳥寺瓦窯跡の丘に遮られます。その西は飛鳥寺が聳えていたわけで、伽藍の隙間から外郭の一部が見えたとしても見下ろすとは言えない。この竹田遺跡は、緩やかな丘の南・西の斜面で、けっして見下ろすなどと言う表現にはならない。言うならば、西方向を見渡せるくらいです。 標高差なんて地図上には描けない程度です。内郭と丘のピークで、数メートルメ有るか無いかです。
ただし、石神遺跡は見えますので、そこも宮の一部だと言うなら、飛鳥浄御原宮?は見えることになりますが、うんと注釈がいるのでは?
実際に目で見てきて書いたのかどうか、かなり疑わしくなります。 


「日本書紀では「石垣は造った途端に崩れた」と記されており」

日本書紀には、そのようなことは書いてありません。 
「謗って言うには、石の山丘を作れば、作るはしからひとりでに崩れる」ということが書いてあります。
又謗曰。作石山丘、随作自破。〈若拠未成之時、作此謗乎。〉
実際に崩れたわけではなく、崩れるだろうと謗っているわけで、「工事がまだ完成していない時に謗ったものであろうか」と写本にも注釈が入っています。
発掘成果でも、石垣は斉明天皇の時代に作られ、天武天皇の晩年の地震で倒壊するまでは存続していたのです。一部は崩れたり修復されたりしたのでしょうが。
記事中には、両槻宮を酒船遺跡だと読み取れそうな表現もあるし、ちっと言葉足らずではないですかね?

σ(^^)はそのように感じました。某経新聞さん!

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0574/04/20
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飛鳥応援大使 
趣味:
飛鳥人
自己紹介:
同年の厩戸皇子様が制定された冠位十二階より、大信の位階をいただいております。
別名、風使部とも呼ばれております。
仕事は、飛鳥をアピールすることだそうなので、風の便りを発して頑張りますぅ。
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