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風の書 / 日記と雑記 両槻会情報 飛鳥情報
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持統7年(693年)9月5日 多武嶺に幸す。
持統10年(696年)3月3日 二槻宮に幸す。

両槻宮に関する造営記事以外の書紀の記述は、この二ヶ所だけです。
続日本紀には、大宝2年(702年)3月17日条に、大倭国をして二槻離宮を繕治はしむ。 とあります。

持統7年9月5日の記事には、翌日に宮(藤原京)に帰ったと書かれており、
持統天皇が両槻宮に宿泊したことが伺えます。
(多武嶺=両槻宮とするならば)
つまり、それだけの施設があったということになります。

(実は、この4日前の9月1日に、日食があったことが記されています。
そのこととは関係ないのでしょうね。。 ちょっと目に留まってしまいました。(^^ゞ)

念誦掘の付近なら、かなりの建物を建てる土地があるように思います。
藤本山の頂上付近は、少しばかり平らな土地があるのですが、
天皇が宿泊する建物を建てるには狭すぎるかもしれません。

しかし、見通しの悪い念誦掘付近に「観」を建てることは無いでしょう。
書紀は「嶺の上の両つきの樹の辺りに、観を起つ。」と記述しています。
「観」とは、道教で言うところの道士の住まいするところ。道宮とも言われるのですが、
単に高殿・高楼であるのかもしれません。
高い建物を建てる意味は、見下ろすことか、聳えている姿を見せることなのだと思えるのですけど・・。 天に近づくという意味もあるかも知れませんけどね。(^^ゞ
そういう意味での候補地としては、念誦掘付近は藤本山よりは劣るように思えます。

斉明4年(658年)11月3日条
留守官蘇我赤兄臣、有馬皇子に語りて日はく、「天皇の治らす政事、三つの失有り。大きに倉庫を起てて、民財を積み聚むること、一つ。長く渠水を穿りて、公粮を損し費すこと、二つ。舟に石を載みて、運び積みて丘にすること、三つ。という。」
両槻宮や宮の東の山に関して、よく関連付けて書かれる日本書紀の記述です。

宮の東の山と両槻宮が同じものであるなら、この民の謗りて曰くという文章は両槻宮造営に関する不満であるわけですけど、違うものだとすれば、大土木工事への不満の対象にならなかったとうことで、これは両槻宮の性格を考える上で、重要なことであるのかも知れないと思ったりします。

s070810059.jpg

と、うだうだと両槻宮のことを思っていました。 
今日は、平穏だ♪ 近所からは物音一つ聞こえてきません。(^^v
静か~な田舎の一日です♪  

さて、ネオンを求めてちょっくら出かける準備をしましょうか。
本日は、飲み放題食い放題の宣伝に釣られて某百貨店の屋上ビアガーデン♪ (笑)
ビアガーデンなんて、もう何十年ぶりだろう・・・・。(^^ゞ 楽しみ♪ 


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飛鳥応援大使 
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同年の厩戸皇子様が制定された冠位十二階より、大信の位階をいただいております。
別名、風使部とも呼ばれております。
仕事は、飛鳥をアピールすることだそうなので、風の便りを発して頑張りますぅ。
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