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面白かった♪
二つの現説にどっぷり漬かった一日♪
とっても楽しかった。o(∩.∩)o

石神遺跡第21次調査現説
難しい遺構だった。まだ理解出来てないかも。(^^ゞ
先生方に、たくさんサポートの説明をしていただいて、どうにか分かりかけたかなって感じ。お手間を掛けました。m(__)m
とりわけT先生には、たっぷり丁寧に説明していただいた。m(__)m感謝。

お寺以外には、瓦葺の屋根がほとんど存在しないとされてきた飛鳥時代。宮に瓦が使われたのは、藤原宮を待たなくてはならない。今回、門だと思われる基壇周囲の雨落ち溝から、瓦が多数出土した。量的に屋根一面に葺かれていたとは思われず、棟などの一部に瓦が葺かれていたと推定された。
上部の遺構が削平されているので、断定は出来ないようです。ひょっとして礎石があったのかも知れないし、瓦も別の建物に転用されたかもしれないので、完全な瓦葺の屋根を持っていたのかも知れません。

また、これに先行する二つの時期にも、塀に取り付く(塀の柱穴列を共有する)建物があり、一例は庇を持つ門ではないかと推測された。もう一例も門ではないかとされていた。
しかし、柱列の間隔が狭く、通路としての幅があまりにも狭いのではないかと、σ(^^)は感じました。
これらの他にも塀と東の柱列を同一線上に持つ総柱建物が検出されており、塀を東壁とする建物と言えるかもしれない。

時代は全く別になるが、長屋門などがイメージとしてσ(^^)には思い起こされたのだけど、どうだろうか。建築のことなど、何一つ知らないので分からないけれど。これらの建物や施設は、類例の少ない珍しい建物で、門であると断定出来ないのではないかとも、σ(^^)は思った。

これらの建物は、7世紀前半から中頃に掛けて建て替えられており、活発な改修工事が行われていたことを表しているようです。

斉明天皇の時代の石神遺跡の東限と思われる塀が検出され、石神遺跡の広がりがほぼ確定された。東西130m、南北180m。東限塀の東には、塀に沿って約16mの空間があり、山田道と飛鳥の中心部を結ぶ道路ではないかと推定される。

石神の調査がこれで終了されるのは残念だ。やや消化不良気味です。

斉明天皇の迎賓館とされる時代に先行する遺構が出ているのだけど、徐々に造られていった迎賓館的建物の遺構なのだろうか。石神遺跡の南端付近で、推古天皇の頃の瓦が出土している。(奧山廃寺式) 推古天皇20年には、小墾田宮の南庭に須弥山石を築いたことが書かれています。また、斉明天皇の元年には、瓦葺の小墾田宮を建設しようとして失敗した話が記載されている。これらのことを考えると、小墾田宮の一部である可能性も否定できないかもしれない。そんなことをふと思った。



飛鳥京外郭北部の調査現説
ほぼ先日見ていた通りだった。建物は一部検出されたのみで、全体像はまだ分からない。飛鳥京の基幹排水路の全体像もまだつかめない感じ。

検出された建物跡が官衙である可能性が強いとされた。砂利敷きの南庭を持っているので、役所の中心的な建物であったのだろうと思えた。
東西基幹排水路は、立派な石組み溝で、前回調査で検出された東西溝に連結すると思われるが、東は先の建物に行き当たるので、どのように続いて行くかは不明だ。けれど、飛鳥は南東に高く、北西に低いので、それに矛盾するような水路は考えられない。飛鳥京東限に沿って流れる基幹排水路に繋がっているのだろうと思った。

この東西溝が、飛鳥京外郭の北限と考えられてきたのだけれど、溝の延長線のさらに北になる場所から官衙と推定される建物が検出され、北限がさらに北に延びるのではないかとされた。
しかし、溝の南に北限の塀があった可能性もあるのではないかと思うので、北限が北に延びるとも限らないように思う。

飛鳥寺の南と飛鳥京の間の空間は、これからもまだまだ興味深い。


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プロフィール
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真神原連風人
年齢:
1450
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性別:
男性
誕生日:
0574/04/20
職業:
飛鳥応援大使 
趣味:
飛鳥人
自己紹介:
同年の厩戸皇子様が制定された冠位十二階より、大信の位階をいただいております。
別名、風使部とも呼ばれております。
仕事は、飛鳥をアピールすることだそうなので、風の便りを発して頑張りますぅ。
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